損害保険の契約をお考えの皆さまへ
−バイヤーズガイド−(損害保険の契約にあたっての手引)

からだの保険を契約するための手引

からだの保険には、ケガが補償される「傷害保険」や、ケガに加えて病気が補償される「医療保険」などがあります。

傷害保険

契約にあたってのご注意

病気は、傷害保険では補償されません。


注意1

  • 傷害保険は、「ケガ」に備える保険であり、「病気」は補償の対象になっていません。「ケガ」だけでなく「病気」にも備えるには、病気も補償の対象とする医療保険を契約する必要があります。
  • 契約にあたっては、「ケガ」の補償だけでよいのか、「ケガ」と「病気」の両方の補償が必要なのかについて、よく検討し、契約しようとしている保険が「ケガ」だけを補償するのか、「ケガ」と「病気」の両方を補償するのかについて、十分に確認したうえで、ご契約ください。
  • 傷害保険では、主に次の保険金が支払われます。

契約時に、職種などを正しく告知しないと、補償されないことがあります。


注意2

  • 傷害保険では、職種などにより保険料が異なることがあり、契約時に被保険者(補償の対象となる方)の職種などを告知(申込書等に記入)するのが一般的です。
  • また、同じ被保険者に対する他の保険契約(共済契約を含みます。)の有無などについても、契約時に告知を求められる場合があります。
  • 告知した内容が事実と異なっていると、契約が解除されたり、保険金が支払われない場合があります。

被保険者(補償の対象となる方)の範囲をご確認ください。


注意3

  • 傷害保険には、申込書の被保険者欄に記載した方だけを補償する「個人型」だけでなく、被保険者本人とその家族のケガを補償する「家族型」もあります。

※他人(契約当事者以外の者)を被保険者とする場合は、その被保険者の同意が必要です。ただし、死亡保険金のみの契約を除き、被保険者または相続人が保険金受取人である場合は不要です。


よくあるご質問

傷害保険では、どんなケガでも補償されるのですか?

傷害保険には、日常生活全般の事故によるケガを補償するもの、主として交通事故によるケガを補償するもの、旅行中・レジャー中のケガを補償するものなど、さまざまな種類がありますので、ニーズにあったものをご契約ください。

支払われる保険金の額は、どのようにして決めればよいですか?

契約時に、それぞれの契約金額について、被保険者(補償の対象となる方)の年齢や収入などを参考に、一定の金額を設定します。契約金額の設定にあたっては、未成年者等には高額の設定ができないなど制限がある場合があります。詳細は代理店または保険会社にご確認ください。

ひとくちメモ(1)

自転車事故に備える


自転車事故ではご自身がケガを負うリスクに加え、相手にケガを負わせ、損害賠償責任を負うリスクがあります。特に損害賠償責任を補償する保険に加入していない場合には、高額な賠償額を自己負担しなければならない可能性があります。 自転車事故による損害賠償責任には、ケガを補償する傷害保険に個人賠償責任特約(※)をセットすることや、自動車保険・火災保険に個人賠償責任特約(※)をセットすることで備えることができます。
なお、ご本人やご家族が既に加入している保険に個人賠償責任特約(※)をセットしている場合、補償が重複する可能性があります。ご契約の際は既に加入していないか、ご自身の契約内容をお手持ちの保険証券でご確認ください。


(※)特約の名称は保険会社ごとに異なる場合があるほか、保険会社によっては取扱っていない場合があります。

海外では治療費が高額となるようですので、特に現地での病気が心配です。海外旅行傷害保険では病気は補償してもらえないのですか?

海外旅行傷害保険(「海外旅行保険」と呼ばれることもあります。)では、海外旅行中に被ったケガだけでなく、「病気」を補償の対象とできることも特徴のひとつです。
また、この海外旅行傷害保険では、海外旅行中に被ったケガや病気のほか、例えば、旅行中の携行品損害、賠償損害、万一の事故の際に家族が現地に駆けつけるための交通費や現地滞在費などを補償することもできます。

ひとくちメモ(2)
海外旅行傷害保険は、旅行行程中のケガや病気などを補償する保険ですので、旅行に行く都度、加入手続きをする必要があります。

家族型の傷害保険は、家族であれば、だれでも補償してもらえるのですか?

家族型の傷害保険では、家族全員を無制限に対象とするのではなく、配偶者のほか、被保険者本人・配偶者と「生計を共にしていること」や「同居していること(ただし未婚(※)の子供は別居でも可)」などの条件を満たした親族を対象とするのが一般的です。

※現在は独身であっても、婚姻歴がある場合には、未婚とはなりません。

ひとくちメモ(3)
傷害保険における「家族」とは、一般的に次の方々をいいます。
  • 被保険者本人の配偶者
  • 被保険者本人または配偶者と生計を共にする同居の親族
  • 被保険者本人または配偶者と生計を共にする別居の未婚の子

医療保険

契約にあたってのご注意

契約時に、健康状態を正しく告知しないと、補償されないことがあります。


注意1
  • 医療保険では、契約時に被保険者(補償の対象となる方)の現在の健康状態や過去の病歴などを申込書や告知書に記入します。
  • 事実を偽って記入するなど不適切な申告がなされると、契約が解除されたり、保険金が支払われない場合があります。
  • 保険会社によっては、すでにケガや病気をしている人でも、特別な条件(割増保険料・特定疾病不担保など)を付けて契約できる場合があります。

契約前に発病した病気については、補償されないことがあります。


注意2
  • 契約上の責任が開始する日(責任開始日)よりも前に発病(始期前発病)した病気については、契約時に正しく告知しても、保険金が支払われない場合があります。

※保険会社によっては、責任開始日から一定期間経過後に入院等をした場合には、責任開始日以降の発病とみなして、保険金を支払う場合があります。

  • また、契約時に自覚症状がなくても、その病気が責任開始日より前に発病したものであれば、保険金が支払われない場合があります。

入院保険金の支払条件をご確認ください。


注意2

●入院保険金の支払いには、以下のとおりいろいろな条件がありますので、契約時に必ずご確認ください。

  • 入院して何日目から支払われるか
  • 1回の入院で何日間支払われるか(1入院支払限度日数)
  • 契約期間を通じて何日間支払われるか(通算支払限度日数) など

※退院後、入院の原因となった病気等によって再入院した場合、後の入院は前の入院とあわせて「1回の入院」とみなされます(前後の入院日数を合算して支払限度日数を適用します)。ただし、退院後一定期間(例えば180日)を経過している場合には、別の入院として取り扱われます。

契約期間には定期タイプと終身タイプとがあります。


注意3
  • 医療保険には、契約期間があらかじめ定められた定期タイプ(5年、10年など)と、被保険者(補償の対象となる方)が死亡するまで契約期間が継続する終身タイプがあります。
  • 定期タイプの場合には、万一の際に保険が付いていないということがないよう、満期日の管理と契約の継続手続きをきちんと行う必要があります。ただし、保険料は、継続時の年齢によって決まるので、継続契約の保険料は、継続前の契約より高くなるのが一般的です。
  • 定期タイプでは、高齢になると継続できない場合があります。

よくあるご質問

医療保険では、どのような保険金が支払われますか?

ケガや病気による医療費の負担に備える保険であるため、通常、死亡保険金はなく、入院保険金や手術保険金などが支払われるのが一般的です。
また、退院後の通院や先進医療費用・葬祭費用などに関する補償についても、契約者の希望により追加で契約できる場合があります。

保険金種類

手術を受けたのに、手術保険金が支払われないが、どうしてでしょうか?

手術保険金の対象となる手術は保険約款で定められており、これに定められた手術以外については、保険金支払いの対象となりません。
同様に、入院保険金についても、ケガや病気の治療を目的とした入院である必要があり、人間ドックなどの検査入院や出産(正常分娩)、美容整形のための入院は、保険金支払いの対象とならないのが一般的です。

「がん」には、がん保険に加入しないと備えることはできませんか?

医療保険でも「がん」に備えることはできますが、がん保険は、補償の対象を「がん」に特化した医療保険で、がんと診断されたときに診断保険金が支払われたり、入院保険金の支払日数に制限がないなど、がんに対する補償内容が厚くなっているのが一般的です。
なお、がん保険では、通常、契約期間の初日から一定期間(例えば90日)以内に診断された「がん」については、保険金が支払われません。


医療保険の契約を検討しています。どの程度備えればよいですか?

必要な補償額は、個人により異なりますが、病気やケガで入院した場合、医療費の自己負担額のほか、差額ベッド代や身の回り品の購入費、見舞いのための家族の交通費などがかかる場合があります。
一方、健康保険などの公的医療保険制度には、「高額療養費制度」があり、1か月の医療費の自己負担額が一定額を超えた場合、本人の申請に基づき、その超過額が払い戻されます。

※自己負担額が一定額を超える場合、立て替え払いを求められるケースがありますが、事前に所定の手続きを行えば、窓口で立て替え払いをする必要はありません。

したがって、医療保険の契約金額の設定にあたっては、医療保険でどこまで備えたいかをご検討のうえ、適切な金額で設定する必要があります。

新設:2012.4.1 更新:2013.10.31( 業務企画部 自動車・海上グループ)