「第20回自動車盗難事故実態調査結果」を発表 〜レクサスが初めて車両盗難ワースト1、車両盗難の約78%が屋外駐車場で発生〜
【No.18-047】
(2019.3.20)

 一般社団法人日本損害保険協会(会長:西澤 敬二)では、今般、「第20回自動車盗難事故実態調査結果」を発表します。

 本調査は、2000年から毎年、自動車盗難防止対策の一環として、自動車本体盗難事故や車上ねらい事故の実態調査を実施し、今回が20回目となります。

 当協会では、今後も警察庁などと連携し、自動車盗難防止関連の取組みを推進していきます。

1.実態調査の実施概要

  • 調査期間

    2018年11月1日〜11月30日

  • 調査対象

    損害保険会社17社(損保協会非会員会社を含む)

  • 対象事案

    全国で発生した自動車本体盗難事故および車上ねらい(部品盗難含む)事故で調査期間内に車両保険金の支払いを行った事案(車両本体の盗難の調査総数は277件、車上ねらいの調査総数は364件)

2.実態調査結果

(1)車両本体盗難の車名別盗難状況 −レクサスが初めてワースト1−

  • 車両本体盗難の車名別盗難状況は、レクサスが昨年から2.6倍の66件に増加し、本調査開始以降初めてワースト1(昨年ワースト4)となりました。
  • 2017年調査まで4年連続ワースト1だったプリウスは、2018年調査ではワースト2と依然として高く、車両本体盗難の被害が特定の車種に集中する傾向が続いています。

(2)車両本体盗難1件あたりの支払保険金 −平均361.4万円、近年増加傾向−

  • 車両本体盗難1件あたりの平均支払保険金は、近年増加傾向にあり、2018年調査では、361.4万円(2017年調査では253.2万円)となっています。
  • 車両本体盗難に関する車名別盗難状況からも、比較的高額な車両が狙われることが多いと推測できます。

(3)盗難発生時間帯 −深夜から朝にかけて被害が多く発生−

  • 車両本体盗難の発生時間帯は、「深夜〜朝(22〜9時)」が75.8%を占めており、昨年よりも深夜から朝にかけての発生比率が高くなっています。
  • 窃盗犯が深夜から朝にかけて薄暗い場所で窃盗に及んでいる傾向があります。

(4)盗難発生場所の割合 −屋外駐車場が狙われやすく、約78%−

  • 車両本体盗難の発生場所については、昨年から8.8ポイント増加し、48.4%が「自宅(屋外)」で発生していることが判明しました。
  • 「契約駐車場(屋外)」も含めると、車両本体盗難の77.6%が屋外で発生しており、屋外駐車場に駐めてある車両が圧倒的に狙われやすい傾向があります。

  • ※上記グラフは、車両本体盗難の数値
  • ※屋内:屋根があり、かつ4方向が壁やシャッターで囲まれているもの
  • ※屋外:上記に該当しないもの

その他の調査結果については、「第20回自動車盗難事故実態調査結果」をご覧ください。

第20回自動車盗難事故実態調査結果

ご参考

1.自動車盗難認知件数について

  • 2018年の自動車盗難認知件数は、1959年以来59年ぶりに年間1万件を下回り、8,628件となりました。(出典:警察庁「犯罪統計資料」)
  • 認知件数減少は、増加する自動車盗難被害に対して、当協会が民間側の事務局を務める「自動車盗難等の防止に関する官民合同プロジェクトチーム」が長年にわたり自動車盗難の対策および減少に向けて精力的に取り組んできた成果です(詳細は以下リンク参照)。

59年ぶり、自動車盗難認知件数が1万件を下回る
〜日本損害保険協会が事務局を務める官民合同PTの取組みが成果をあげる〜

2.自動車盗難等防止対策について

  • 普段から「バー式ハンドルロックや警報装置などの盗難防止機器を使用する」「防犯設備が充実した駐車場を利用する」「貴重品は車内に放置しない」など、複数の防犯対策を講じることが有効です。また、自宅の駐車場でも安心せずに、防犯カメラや防犯灯などを利用して窃盗犯が心理的・物理的に侵入しづらくすることも重要です。
  • 以下の「自動車盗難等の防止に関する官民合同プロジェクトチーム」のウェブサイトでも、自動車盗難防止対策を紹介しています。

STOP THE 自動車盗難 自動車盗難等の防止に関する官民合同プロジェクトチーム