10月18日は「東アジア保険の日」
〜北沢協会長とマカオ保険協会長がメッセージを発信〜
(2016.10.11)

 日本損害保険協会(会長:北沢 利文)では、情報・意見交換を通して、海外の損害保険市場との相互理解・交流を推進しており、1962年に東京で発足したアジア最大の国際保険会議である「東アジア保険会議」(East Asian Insurance Congress:EAIC)にも、生命保険協会と連携をとって積極的に参画しています。

 EAICの定めた「東アジア保険の日」(10月18日)を迎えるにあたり、北沢協会長のメッセージを、国内外に向けて発信します。

 また、今年開催されるEAIC大会の主催都市であるマカオ保険協会のクリス・マ会長から寄せられたメッセージも紹介します。

 アジア全体の保険市場が健全な発展を遂げ、社会・経済の発展に貢献していくために、EAICの場で行われている活動について、ご理解いただく一助となれば幸いです。

「東アジア保険の日」を迎えて

一般社団法人 日本損害保険協会 
会 長  北沢 利文一般社団法人 日本損害保険協会
会 長  北沢 利文

 東アジア保険会議(East Asian Insurance Congress: EAIC)が定めた「東アジア保険の日」(10月18日)を迎えるにあたり、日本損害保険協会を代表してご挨拶を申し上げます。

 我が国では、東日本大震災以降、巨大地震のリスクが広く認識され、政府でも南海トラフ巨大地震や首都直下地震などの被害想定の見直しがされております。また、今年4月には震度7の連続地震(2016年熊本地震)が発生し、甚大な被害をもたらしました。世界有数の地震大国である我が国には、官民が共同で運営する「地震保険制度」があります。熊本地震におきましても、業界を挙げて地震保険金を被災地にお届けすることで被災者の生活再建の一端を担ってまいりました。今後も国民生活の安定と安心のため、地震リスクと地震保険への理解促進に向けて一層努めてまいります。

 1962年10月18日より開催されたEAICの第1回東京大会では、海外からの参加者がわずか20数名程度の小さな規模から始まりましたが、近年では世界30カ国・地域、1,200名以上の保険関係者が集まり、アジア最大の保険会議として発展してきました。本年は10月11日から15日にかけてマカオにて第28回大会が開催されますが、私はこのマカオ大会最終日をもって、明治安田生命保険相互会社の根岸秋男社長からEAIC東京代表理事を引き継ぎます。

 さて、来年5月には日本損害保険協会が創立100周年を迎えます。この間、海上保険から火災保険、自動車保険等への市場の拡大や保険自由化の到来、度重なる大規模自然災害の発生等、様々な環境の変化を経験し、多くのことを学んでまいりました。次回2018年の第29回大会に向け、100年の歴史の中で日本の損害保険業界が培ってきた経験を積極的に発信していきたいと考えております。

 日本損害保険協会では、国連貿易開発会議(UNCTAD)の勧告とEAICからの開催要請を受け、東アジア地域の保険業に携わる方々を対象とした国際的保険技術支援プログラムを提供する日本国際保険学校(ISJ)を1972年より毎年開催しています。東アジア地域の保険業に携わる方々のお役に立ちたいという目的から発足したISJは40年以上の歴史の中で約1,900名の卒業生を輩出し、参加各国の保険関係者から高く評価されるまでに成長しました。東アジア保険の日は、EAICとISJの長い歴史と緊密な協力関係を再認識する日でもあります。

 当協会ではこの東アジア保険の日に保険の果たす役割・重要性やEAICの活動に対する理解を促進するため、今年度も次の取り組みを行っております。

(1)当協会建物内にてEAICの設立趣旨、歴史、活動を紹介するパネルの展示

(2)ホームページ、保険業界紙を通じた広報活動

(3)約1,900名のISJ卒業生のネットワークを活用したEAIC大会への参加呼びかけ

 私は、保険は「人類が生み出した素晴らしい知恵・仕組み」であると考えております。 この東アジア保険の日が保険に関わる多くの方が、社会・経済の発展のため、保険が果たす役割や、EAICのような場で東アジア各国・地域の保険業界間で協力を行うことの重要性を見つめ直すきっかけになることを心から願っております。今後の東アジアの保険市場の益々のご発展を祈念して、お祝いの言葉といたします。

EAIC東アジア保険の日(抄訳) −日本の保険業界の皆様へ−

マカオ保険協会 会長 クリス・マ氏 
(EAICマカオ大会組織委員長)マカオ保険協会
会長 クリス・マ氏
(EAICマカオ大会組織委員長)

 マカオ保険協会および東アジア保険会議(EAIC)組織委員会を代表して、2016年10月11日から15日までヴェネチアン・マカオで開催される第28回EAIC大会に、皆様を心から歓迎いたします。

 第28回EAIC大会のテーマは、「保険の未来 − 顧客中心主義」です。保険業界の健全な発展は、我々が顧客のニーズの変化を予想できるかどうかに大きく依存しています。大会のプログラムは、我々の顧客がどのような人々であるか、どうしたらより良いサービスを提供できるか、テクノロジーはどのような役割を果たすか、高齢化はどのような影響を及ぼすか、刻々と変化する市場における究極の経営モデルとは何かについて、より良い見識を得るためのものとなります。参加者は、大勢の超一流の実務家やスピーカーからインスピレーションを得ることが期待できます。

 EAICは、顧客のニーズを満たすために保険業界をより良くする方法について、参加者がお互いに見解を共有することのできる、2年に1度の優れた機会です。2016年のマカオは、この素晴らしい方々の会合と素晴らしいアイデアの交換のために最適な場を提供いたします。

 マカオは、コンベンションの目的地であるほか、世界的な観光およびレジャーの中心地としても認められています。会議場以外にも、ワールドクラスのアトラクションが皆様をお待ちしております。マカオは急速なペースで発展を続けており、2016年には、さらに多くの新しいホテル、コンベンション施設、エンターテインメントや高級レストランが皆様のあらゆるニーズを満たすことができるでしょう。

 旧交を温めるため、新しい友人との出会いのため、そしてマカオの人々の温かいおもてなしを楽しんでいただくため、2016年10月は第28回EAIC大会にどうぞお越しください。

EAIC役員(2014年−2016年)

(マカオ)
PresidentMr. Steve T. H. Chen
Chairman, the Non-Life Insurance Association of the R.O.C
(台北)
Vice PresidentMr. Chris Ma
Chairman, the Macau Insurers' Association
General Secretary長嶌 徹氏(国際保険振興会 常務理事)
Auditor大熊 孝(日本損害保険協会 国際部長)
Committee Member-Tokyo根岸 秋男氏(明治安田生命 社長)*

(他のメンバー地域のCommittee Memberは省略)
Committee Member-Tokyo(2016-2018年)は、当協会の北沢会長が就任予定。